【感想】「スパイ教室06 《百鬼》のジビア」『鳳』の弔い合戦!ネタバレあり

ライトノベル

この記事では2021年9月18日に発売された「スパイ教室 6巻」の感想を書いています。

引用:「スパイ教室06 《百鬼》のジビア」表紙

 

「スパイ教室 5巻」の感想は以下のリンクから

 

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スパイ教室 6巻

あらすじ

死亡率九割を超える”不可能任務”に挑む機関―灯―は、尊敬する同胞たちの死の手がかりを求め、同盟関係である工業国・フェンド連邦に潜入する。
しかし、調査に奔走するジビアの前に鉄壁の防諜機関―ベリアス―のボスが立ちはだかる。
『我々に一方的に奉仕する――呑める条件は、それだけです』
”スパイの世界には、協力はあれど友好はない”皇太子暗殺未遂犯を捕えるため、ティアを人質に『灯』は利用されてしまう。
陰謀と混沌渦巻く中、誰よりも優しい少女は立ち上がる。
『覚悟は決まった――奪われた復讐をするたるために』
少女たちは止まらない。同胞の死を胸に『灯』が暴れ始める。

引用:スパイ教室06 《百鬼》のジビア | スパイ教室 | 書籍情報 | ファンタジア文庫 (fantasiabunko.jp)

 

感想

6巻では『灯』がフェンド連邦で倒れた『鳳』の謎を解き明かし、『鳳』を壊滅させた敵を倒すという『鳳』の弔い合戦が描かれています。

5巻では新たに『鳳』というチームが登場しました。『鳳』はスパイ養成学校で優秀な成績を修めた6名で構成されているエリート集団です。

『灯』の元に、ある任務にて、チームの6人中5人が死亡し、1人が行方不明という報告書が届いたことから6巻は始まりました。

 

『鳳』のメンバー6名の状況は以下の通りです。

  • 『飛禽』のヴィンド:死亡
  • 『翔破』のビックス:死亡
  • 『浮雲』のラン:行方不明
  • 『鼓翼』のキュール:死亡
  • 『羽琴』のファルマ:死亡
  • 『凱風』のクノー:死亡

5巻のラストにて、彼らがこのような状況ということは分かっていました。

6巻にて『灯』と『鳳』メンバーがそれぞれ深く交流していた描写が多く描かれ、これからも彼ら14名がワイワイ騒いでいる様子がもっと見たかったと思ってしまいました。

どこか読みながら彼らがみんな生きているのではないかと思いながら読んでいましたが、そんな都合の良い話はありませんでしたね。

この世界は残酷ですし、もし彼ら全員がこの報告書と違って生きていたら、「スパイ教室」という作品の中で描かれる、彼らがギリギリのところで命を賭けながら活動していることが薄れてしまいますからね。それでも彼らが生きていないかと思ってしまう自分がいます・・・

 

6巻全体を通してみると、場面が切り替わるタイミングなどで、『灯』と『鳳』のメンバーが様々な形で交流している様子が描かれました。

そのため、5巻よりも『鳳』の6人について深く描写されており、彼らのことをさらに知ることができ、また、6人とも想像以上にインパクトのある性格をしており、面白かったです。

また、初めは仲の良くなかった2つのチームが交流を交わすことで、だんだんと仲が深まり、『灯』のメンバーたちが『鳳』のメンバーたちにいなくなってほしかったと想っていることがひしひしと伝わってきて、悲しい気持ちになりました。

 

個人的に『鳳』メンバーで好きなのは『鼓翼』のキュールです。

『鳳』では比較的常識人的な立ち位置にあり、まとめ役を担っていますが、『灯』と同じように『鳳』も問題児ばかりなので、振り回されていて可哀想でした(笑)

キュールがサラに『鳳』メンバーの愚痴を言っているのが、なんとも彼女の苦労を感じさせられ、同情してしまいました(笑)

 

6巻で敵となるのはフェンド連邦の諜報機関・CIMの防諜専門部隊に所属する『ベアリス』のボスであり、『操り師』の名を持つアメリという女です。

彼女は拷問を得意としており、何人もの部下を指揮官のように操り動かします。

彼女たちの『ベアリス』の任務は行方不明となっている『浮雲』のランの確保です。

初めは『灯』もランの行方を捜しているということでしたが、実際はランのことを屋敷で匿っており、『ベアリス』のことを探っていました。

この辺の読者へミスリードを誘っているのは「スパイ教室」らしくて、さすがだなと思いました。種明かしされるまで『灯』もランのことを捜索していると思っていました。

 

3章の反撃からは怒涛の展開で、全て『灯』の計画通りに事が進んでおり、『ベアリス』はなす術がなく、倒されてしまいましたね。

『ベアリス』を倒すことが決まり、クラウスが『ベアリス』のことを「許すはずがないだろう」と言い、『灯』メンバーたちも戦慄した描写は文面なのに鳥肌が立ちました。

最強であるクラウスの言葉だからこそ、その緊迫感が表れており、6巻において好きなシーンのひとつです。このシーンを声付きで見たいな。

 

『ベアリス』との戦いは『灯』メンバーそれぞれが自身の特技を生かして活躍しており、『ベアリス』に対して蹂躙していましたね。

『ベアリス』は何もできず、何も気づかないうちにやられてしまいましたね。

特に驚いたのはグレーテが『蓮華人形』と<白鷺の館>から入れ替わっていたことです。

言われてみればグレーテは出ていなかったなと思っていましたが、実はずっと出ていたのですね。

彼女の変装術は『灯』にとってやはり大きな武器ですね。

 

エピローグ以降も衝撃的な内容が盛り沢山でした。

『灯』の不可能任務は以下の3つです。

  • 『鳳』の死因の調査
  • 『鳳』に止めを刺した敵の討伐
  • 『鳳』が見つけた《ゲルデの遺産》を確保

『鳳』を壊滅に追いやったのは『ベアリス』だと思っていましたが、その裏にやはり『蛇』がいましたね。

そして、『翠蝶』は仲間の裏切りを助長した人物であり、『灯』のメンバーも1人、その毒牙に掛かってしまいました。

そのメンバーは『氷刃』のモニカでした。彼女は『翠蝶』に新たなコードネームを与えられており、そのコードネームは『緋蛟』です。

モニカに襲われたかもしれない『灯』メンバーたちがここで亡くなっていることはおそらくないでしょうが、どのような出来事が起きたのか気になりますね。

果たして『灯』で最強の少女であるモニカは『灯』を裏切ったのか?はたまた何か違う目的があるのか?7巻が楽しみですね。

 

スパイ教室 7巻

「スパイ教室 7巻」の発売日は未定です。

発売日が決定次第、情報を更新します。

ではでは

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