この記事では2020年12月4日に発売された「鬼滅の刃 外伝」の感想を書いています。

引用:「鬼滅の刃 外伝」表紙
「鬼滅の刃 23巻」の感想は以下のリンクからどうぞ
鬼滅の刃 外伝
この本では
- 水柱・冨岡義勇の外伝
- 炎柱・煉獄杏寿郎の外伝
- きめつのあいま!
が描かれています。
この記事では、義勇と煉獄さんの外伝について思ったことを書いています。
感想
この外伝は「鬼滅の刃」の作者である吾峠先生が描いているわけでなく、平野先生が描き、吾峠先生がネームのチェックや修正をしています。
そのため、本編とは少し絵のタッチが違います。
しかし、私個人としては全く気にすることなく、読み進めることができました。
気付かない人もいるのではないでしょうか。
この外伝は柱である冨岡義勇、煉獄杏寿郎を主人公として話が進められました。
どちらも原作では語られることのなかった内容なので、ファンにはぜひとも読んでもらいたいです。
今回は水柱と炎柱の2人についてのスピンオフでしたが、他の柱を主人公としたスピンオフもいろいろと読みたいと思いました。
いつか描いてくれませんかね・・・
それではそれぞれの話について感想を書いていきます。
鬼滅の刃 冨岡義勇外伝
義勇の外伝では義勇以外に、蟲柱・胡蝶しのぶが登場します。
話の内容は
マタギの娘・八重が父親と仲間の仇を討つために山へ熊の討伐に向かいます。
しかし、相手は熊ではなく、鬼になった父親でした。
果たして、それを目の当たりにした八重は・・・
といった内容です。
鬼殺隊の使命上、2人はもちろん鬼を討伐しました。
八重は仲間を失い、父親を失い、タロも失い・・・自害しようとしましたが、父親の血が引き金の部分で固まり、引き金を引くことができませんでした。
八重さんはつらいでしょうが、鬼に家族や仲間を奪われた者たちはどこかでこのような絶望感を味わっていますね。
やり切れない思いもあるでしょうが、前を向いて生きていくしかありません。
このような家族や大切な人を失った話を読むと、炭治郎の言った以下の言葉を思い出します。
失っても、失っても生きていくしかないんです。
どんなに打ちのめされようと
ー 竈門炭治郎
引用:鬼滅の刃 2巻
最後に、義勇の持っている鬼殺隊の柱としての信念がしのぶの前で語られました。
誰よりも強い九人の剣士
俺たちは文字通り鬼殺の”柱”だ
だからこそ俺たちは忘れてはならない
己が剣は誰の為に振るうのか
誰を護る為にあるのか
支えるものがあってこそ
柱は柱足りえる
ー 冨岡義勇
引用:鬼滅の刃 外伝
この言葉はカッコよすぎます。
言葉足らずな面がある義勇ですが、しっかりと自分を持っていますからね。
まぁ、自分を持っていなければ、柱になれないでしょうが・・・
義勇がこの言葉を言っているときの柱たちが描写に痺れました。
本当に画力高いな・・・
鬼滅の刃 煉獄杏寿郎外伝
煉獄さんの外伝には、後の恋柱・甘露寺蜜璃が登場します。
この外伝では煉獄さんが柱の一員になるまでの話が描かれています。
煉獄さんは今公開中の無限列車編の影響から人気度がとても高いキャラの一人です。
その煉獄さんが柱になるまでの話が描かれているので、ぜひ読んで欲しいですね。
煉獄さん目当てでこの外伝を購入する人も多いのではないでしょうか。
煉獄さんはこの話で柱となりますが、柱になる条件は以下の通りです。
必須条件は
- 階級が『甲』であること
その上で
- 十二鬼月を倒す
- 鬼を五十体倒す
のどちらかを達成することです。
この話で煉獄さんは下弦の弐を倒し、炎柱として柱の一員になりました。
戦闘シーンでの煉獄さんは相変わらず熱かったですね。
「心を燃やせ」のシーンはやはりカッコいいですし、「玖の型 煉獄」は猗窩座との戦闘でも繰り出しましたが、煉獄さんの技の中で一番好きです。
そして、この外伝は煉獄さんが柱になるまでの話が描かれていますが、煉獄さんと甘露寺の師弟関係の姿も描かれました。
煉獄さんが下弦の弐と戦闘している中、甘露寺は自身の呼吸を見つけましたね。
煉獄さんの過去だけでなく、同時に甘露寺の過去も描かれている形なので、ファンとしては嬉しい描写でした。
これをきっかけに甘露寺は柱へと成長していくのですね。
面白かったシーンとして、煉獄さんと不死川の殴り合い?の後の煉獄さんの反応が面白かったです。
殴りかかってきた相手に「ありがとう 頑張るよ」は面白すぎます。
ポジティブすぎるよ(笑)
まとめ
以上が、「鬼滅の刃 外伝」の感想になります。
どちらの話も興味深く、面白かったです。
ファンならば買っても損のない内容になっていました。
今後、他の柱のスピンオフが読みたくなりました。
ぜひともお願いしたいです・・・
ではでは
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