この記事では2021年11月4日に発売された「Dr.STONE 23巻」の感想を書いています。
「Dr.STONE 22巻」の感想は以下のリンクからどうぞ
Dr.STONE 23巻
あらすじ
復活を遂げた千空により、石化が解かれた科学王国メンバー。その過程で明らかになる、石化に秘められた人類最大の禁忌とは!? 全ての元凶ホワイマンの謎を暴く月面着陸計画が、全世界を巻き込み再始動する!!
感想
前半は石化に秘められた禁忌について、そして後半は千空たちが旅をしつつクラフトする様子が描かれました。
戦闘の描写もなく、千空たちが純粋にクラフトする様子が描かれ、少し前のDr.STONEに戻ったなという印象です。
それでは、3つのトピックに分けて、感想を簡単に書いていきます。
石化の秘密
スイカの頑張りにより、無事復活した千空たちですが、石化について新たな秘密が明らかになりました。
22巻にて、司は氷月の絶命を確認していましたが、千空が氷月に復活液をかけると、問題なく石化が解けました。
この結果から、石化は死を拒絶することが判明し、人類は永遠の命を手に入れました。
この事実が、多くの人々に知られると、その石化の力を悪用する人が必ず現れます。また、人口が増え続けることを意味しており、食料や資源は有限なので、いつかは枯渇する未来がやってきます。
石化に関する新たな秘密が判明したことで、やはり気になるのは、ホワイマンがなぜこの科学力を有しているのかですね。
千空たちもこれに関しては、ホワイマンに直接聞きに行くしかないという結論に至り、再び宇宙を目指すためのロケット製作に取り組むことになります。
ロケット製作には千空と同等の頭脳を持つゼノとタッグを組むこととなります。2人がタッグを組むことで、宇宙への到達もぐっと近づきましたね。
バルセロナ、そしてインドへ
千空たちは新たな街へ進むチーム、超合金の街に残るチーム、コーンの街に戻るチームの3チームに分かれて行動することになりました。
千空はもちろん新たな街へ進むチームに所属し、千空たちが次に目指す街は蛍石のあるバルセロナです。
蛍石は宇宙船、宇宙服などに使用されており、宇宙に行くためには必須の素材です。
ニューペルセウス号により、あっという間にバルセロナに到着し、現地の人を復活させ、蛍石を手に入れました。
そして、蛍石を手に入れた千空たちは数学の街・インドを目指します。
月面に辿り着くには、超高精度の軌道計算が必要になるため、優秀な数学者がいるインドを目指すことになりました。
南米→バルセロナ→インドまでの流れはニューペルセウス号により、あっという間の出来事でしたね。
あくまで素材集めの旅となっており、スイスイ話が進み、展開が早く、読みやすかったです。この短期間で、ゼノほどの強大な敵を再び登場させても「また?」となるので、この展開でよかったですね。
龍水の兄が登場!
インドにて、100万人分の頭脳を持つ天才数学使い・SAIが登場しました。
SAIはなんと龍水の兄だったのです。彼の名前は七海SAIで、正真正銘の龍水の兄です。
龍水に兄がいたということを考えたことがなかったため、龍水の兄の登場には驚かされました。
SAIは確かに数学の天才だったのですが、SAIが本当にやりたいことはプログラムでした。
千空はまともなパソコンができるまで、最短でも5年または10年かかると言いましたが、SAIの才能を目の当たりにして、コンピューターを作ることを決意しました。
宇宙船を飛ばすためには、コンピューターはなくてはならない代物でしょうし、遅かれ早かれ作らなければならないものでした。
とうとうこの世界にコンピューターが作られることになるのは、また驚かされますね。
千空はどういう工程でコンピューターを作り上げるのか楽しみですね。
Dr.STONE 24巻
「Dr.STONE 24巻」の発売日は2022年1月4日です。
ではでは
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