この記事では「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー」の感想を書いています。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー
本巻は2017年3月13日に発売されたダンまちシリーズの外伝になります。
タイトル通りリューを主人公とした話が描かれています。
2つの話が収められており、
- 1編ではリューとシルがカジノで活躍する話
- 2編ではリュー、クロエ、ルノアが豊穣の主人で働くまでの話
が描かれています。
この外伝はコミカライズ化されており、全6巻が発売されております。(完結済み)
全体の感想
個別の話の感想は下で書くので、まずは全体の感想を書きます。
こういう外伝はやはり面白いですよね。
外伝なので主人公はベルではありません。違うキャラクターを主人公とすることで、そのキャラクターの心情が細かく描かれることはそのシリーズのファンからすると堪らなく嬉しいです。
外伝の場合、作者が違う場合があり、クオリティがおちることがあります。
しかし、この外伝はダンまちの作者である大森藤ノが書いているので、全く問題がありません。
今回の主人公はリューということで、個人的に好きなキャラクターの一人なのでこの外伝を読むことができて、嬉しかったです。
リューの活躍やポンコツぶりなどをみることができて楽しめました。
個人的に大満足の1冊でした。それでは個別の感想を書いていきます。
1編 グラン・カジノをぶっつぶせ!
1編ではある男がギャンブルで負けてしまい、ギャンブルで賭けていた娘をリューとシルが助けるお話が描かれています。
カジノにリューとシルが夫婦に扮して潜入するのですが、シルは可愛いし、リューはカッコいい。シルのドレス姿が大胆すぎる・・・
ギャンブル内でベルに会った時に、シルのドレス姿を見たベルが頬を赤らめていたのをいつも通りシルがからかっていましたね。
この2人のやりとりやっぱり好きです。
この話ではリューよりもシルの凄さが印象的でした。
リューに変わり、シルがギャンブルをするようになってからは無双でした。
果たして、シルは何者なのか・・・
このギャンブル中にシルは
皆さん、ご存知ですか?
神様達の中には、『魂』の色を見抜いてしまう女神がいるそうですよ?
ー シル
引用:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー
と言っていました。
また、豊穣の主人でクロエ、ルノア、アーニャがシルのことを
まるで、ミャー達の噓がバレバレな神様と勝負している感じニャ・・・
ー クロエ
引用:ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー
と言っており、彼女らもシルを相手にポーカーで勝ったことがありませんでした。
もうこれって、シルが神様としか・・・
2020年10月13日に発売された「ダンまち 16巻」ではシルの正体についてかなり近づいた内容が書かれています。
感想は以下のリンクからどうぞ
2編 そこは豊穣の酒場~Girl meets Girls~
2編では豊穣の主人の店主であるリュー、ルノア、クロエの過去が描かれ、豊穣の主人で働くようになるまでの話が描かれました。
まずはリューが豊穣の主人で働くようになる経緯について描かれました。
シルに拾われたリューですが、ミアの食事を食べ、不条理なお代を押し付けられて、豊穣の主人で働くことになりましたね。
この酒場ではミアが『法』なので・・・(笑)
リューはしっかりしている感じですが、思った以上にポンコツで何もできないのが面白かったです。
借金を返すどころか、溜まっているという(笑)頑張れ!
続いて、ルノアとクロエについてです。
当時、黒拳:ルノア・ファウストは賞金稼ぎをしており、黒猫:クロエ・ロロは暗殺者をしていました。
そして、その時の標的が疾風であるリューでした。
彼女らはリューを狙うのですが、豊穣の主人で戦い、多くのものを壊したため・・・
オチは途中から見えていましたが、そこにミアがやって来て、ルノアとクロエも揃って働くことになりましたね。
ルノアとクロエはそれぞれ賞金稼ぎと暗殺者から足を洗おうとしていたので、良い機会だったと思います。
仕事柄恨まれることなども多いと思いますが、豊穣の主人にはフレイヤファミリアの元団長であり、Lv.6のミアがいるので心配することはほぼないですね(笑)
彼女たち自身も十分強いので、ミアの出番は必要ないかもですが。
まとめ
初めにも書きましたが、大満足の内容でした。
やはり主人公以外のキャラクターの活躍を見ることができる外伝は本編とは違った面白さがありますね。
そして、次巻のスピンオフではフレイヤファミリアの主神であるフレイヤの話が描かれています。
こちらもとても面白かったので、ぜひ!
ではでは