【感想】「千歳くんはラムネ瓶のなか 6巻」前半戦終了に相応しい最高の内容!ネタバレあり

ライトノベル

この記事では2021年8月19日に発売された「千歳くんはラムネ瓶のなか 6巻」の感想を書いています。

引用:「千歳くんはラムネ瓶のなか 6巻」表紙

 

「千歳くんはラムネ瓶のなか 5巻」の感想は以下のリンクからどうぞ

 

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千歳くんはラムネ瓶のなか 6巻

あらすじ

私を見つけてくれて、ありがとう。

すべては変わってしまった。
唐突に、劇的に。どうしようもないほど残酷に。

けれど、ひとりで塞ぎ込む時間を、彼女は与えてくれなかった。
「あの日のあなたがそうしてくれたように。今度は私が誰よりも朔くんの隣にいるの」

――1年前。まだ優空が内田さんで、俺が千歳くんで。
お互いの“心”に触れ合ったあの日。俺たちの関係がはじまったあの夜を思い出す。

優空は言う。

「大丈夫、だいじょうぶ」
月の見えない夜に無くした何かを、また手繰りよせられるというように。

……俺たちの夏は。まだ、終わらない。

引用:Amazon.co.jp: 千歳くんはラムネ瓶のなか 6 (ガガガ文庫) eBook : 裕夢, raemz: 本

 

感想

「千歳くんはラムネ瓶のなか」は今巻をもってシリーズ前半戦が終了しました。物語の前半戦終了に相応しい、文句のつけようのない素晴らしい内容でした。

6巻はページ数がこれまでよりも多く、その分価格も他の巻と比較すると高くなっていますが、購入し読むのに値する巻となっているので、他の作品を読むのを一時中断してでも読んでもらいたいです。

あとがきで裕夢先生が書いていましたが、夏の締めに相応しい巻となっているので、夏が終わる前に読んでほしいです。(ぜひ夏休み中に読んで欲しいですね。)

 

6巻は5巻で描かれた夕湖が朔に告白した後の話となっており、6巻でメインとなるのは表紙を飾っている優空です。順当に優空が6巻の表紙を飾りましたね。これは予想通りでしたね。

優空の過去の話、みんなが告白後のこの状況にごちゃごちゃし、それぞれが様々な想いを抱いている様子、優空と朔と夕湖による3者での話し合いで告白前後、告白時の理由や背景などが描かれました。

 

まずは優空の過去の話についてです。優空が朔と初めて関わったのは夕湖が朔に惚れたきっかけとなったクラス委員長を誰にするかという出来事からです。その後のエピソードが優空目線で語られました。

優空は想像以上に朔に対して嫌悪感を抱いていましたが、たまたまご飯を食べに行った時に、優空の父が病院に運ばれたことを知らされたことがきっかけで、2人の関係は急激に変わりました。

優空が父が病院に運ばれた事実を知り、我を失った流れから、なぜそうなったのか事情を聞いた朔は優空を部屋に招き、自身の境遇を話しました。

その境遇は優空と似通ったものでもあったため、優空はそこから朔と様々な話をして、現在のような間柄になりました。

明確に人の心情がとあるイベントを通じて、変化する様子は読んでいて面白いですし、朔が優空に伝えた真っ直ぐな言葉は胸に刺さりました。

朔が言ったあの時の優空に言うべき言葉、優空が言ってほしかった言葉を伝え、優空の周りを纏っていたガラスを割ったのはさすがだと思いました。これが千歳朔ですね。

 

主に優空をはじめ朔、夕湖とこの3人に特にスポットが当たった巻でしたが、それ以外のメンバーの視点での各々があの時どう思ったのか、あの後どう思ったのかも語られました。

陽、悠月、明日風、海人、和希、健太のそれぞれ様々な想いを抱き、いろいろな捉えた方をしており、様々な考えがあるのだと、それぞれの視点で物語を読むことができて面白かったです。

個人的に健太が思った以上にガツンと朔に言葉をぶつけていたのは印象に残りました。

あの言葉は朔から助けてもらった健太だからこそ伝えることができる言葉でしたね。

健太も朔たちと過ごすうちに成長し、みんなと楽しく過ごせるこの居場所がなくてはならないものだと感じているようでうれしく思いました。

また、朔を元気づけるために陽が部屋に訪れましたが、その時亜十夢を連れてきて、野球に誘った流れは面白かったです。陽の考えにそう来たかと驚きました。

 

最後に優空が場を設け、優空、朔、夕湖の3人で話をし、これまでの伏線の回収が行われました。

告白の理由が描かれ、全てを読んだ後はスッキリした気持ちになりました。

3人がそれぞれ告白前、告白時、告白後にどのように考えていたか描かれ、それぞれに様々な葛藤があり、なるほどと納得してしまいました。

しかし、夕湖がみんなの前で告白した理由については朔を含めた周りのみんなへの贖罪の意味もあり、その事実を知るとやるせない気持ちになりました。

そんなことを考えて、あの場で勇気を振り絞って告白したのだと考えると、なんて健気で、強い子なのだろうと思わずにはいられませんでした。

 

冒頭でも述べましたが、前半戦終了に相応しい内容となっています。

発売日当日に読破しましたが、ぺーず数が多いこともありますが、電子書籍のラインマーカーの数は過去一を争うぐらい引きました(笑)

本当に見どころや印象に残るシーンが多かった巻でした。

6.5巻では5これまでのように仲間間で仲良くしている様子が描かれそうですね。一山超えた後なので、落ち着いて読むことができそうです。

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 6.5巻

「千歳くんはラムネ瓶のなか 6.5巻」の発売日は未定です。

発売日が決定次第、情報を更新します。

ではでは

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