気ままな雑多日記

2020年6月よりブログを始めました。アニメ、漫画、ライトノベルなどについて記事を書いています。少なくとも3日に1度は記事を更新しています。

【感想】3巻のヒロインは明日姉!「千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻」ネタバレあり

この記事では「千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻」の感想を書いています。

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出典:「千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻」表紙

 

 

 

 

 

「千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻」の感想は以下のリンクからどうぞ

www.study-25.info

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻

感想

1巻と2巻に引き続き、あっという間に読み終えた3巻でした。

ここまで面白く、引き込まれる作品をなぜもっと早く読まなかったのか・・・自分を責めたいです。

 

3巻でスポットの当たったヒロインは表紙を飾っている西野明日風です。

朔からは明日姉と呼ばれている、朔と同じ高校に通う1学年上の先輩です。

3巻のざっくりとした内容は以下のようなものです。

明日風は将来の進路に思い悩んでいました。

彼女は「編集者」という夢を持っており、進学先は東京の大学に行きたいと思っていましたが、明日風の両親、特に父親はそれに猛反対。

夢を追いかけるため、父親を説得し、進路を決意するまでの物語。

 

 

この3巻で明日姉をヒロインにもってくるのは意外でした。

確かに明日姉は朔たちより1つ上の先輩の3年生。

朔たちより一足先に卒業してしまう彼女は、卒業したら出番が少なくなるのは確実です。

卒業までに彼女にスポットが当たる話が描かれるのは確実でしたが、不思議でミステリアスなキャラクターだったのでもう少し後の巻に引っ張ると思っていました。

 

どこか世の中を知っている、自分のことを知っているような印象を読者に抱かせていた彼女ですが、この3巻で深くまで内面を描かれることにより、彼女も普通の女子高生だったんだということに気付かされました。

 

3巻の内容は「将来の夢」に対してどう向き合うかが描かれたものでしたが、大学生でもう就職先も決まっている私からすると、明日姉の葛藤がとても心に刺さりました。

そんな将来に思い悩む明日姉を手助けしたのは本作の主人公である千歳朔。

彼がいたからこそ、明日姉は自分の将来としっかりと向き合うことができました。

そして、何度も父親から反対されながらも、最終的に父親を説得し、東京へ進学することになりました。

 

進路の話でここまで綺麗なストーリーを見せられるとは思いませんでした。

進路の話では「主人公が夢を持っていて、それに親が反対する」というテンプレの作品はたくさんあります。

3巻も大筋この流れになっています。

しかし、それに付随する明日姉の心情描写や朔の明日姉を想う気持ちなどがあることにより、単純な進路の話から1歩も2歩も踏み込んだ、素敵な物語となっていました。

作者が描くキャラクターの心情描写には感服するしかありません。

 

 

さて、明日姉についてここからは語っていこうと思います。

冒頭でも述べましたが、明日姉の2巻までの出番は朔たちと学年が違うこともあり、どのヒロインキャラクターよりもミステリアスでした。

出番の少なさ、そして出番の時は朔と1対1で話す描写が多いことから、より一層特別感が出ていました。

朔との会話から、明日姉は世の中を知っている、自身のことを知っている、相手のことを理解出来る、というように何でもできるような存在に見えました。

しかし、そんなことはなく彼女も自分の将来に思い悩んだりする1人の普通の女子高生だったのです。

 

明日姉には「東京の大学に進学し、編集者になりたい」という夢があります。

その夢を叶えるため、一足先に朔とともに東京がどういうものかを見に行った1泊2日の旅行はとても見ごたえがありました。

この旅行が「編集者になる」という決意を固めたものになりました。

 

予想以上に明日姉がポンコツ化していたのも面白かったです。

これまでとギャップがありすぎて可愛かった(笑)

 

この東京旅行は朔が明日姉を連れ出さなければ実現しなかったことです。

たぶん明日姉一人だけで東京を見に行こうとはならなかったと思います。

東京旅行を通じて、それまでの行いを通じて、明日姉を手助けしてた朔は本当に素敵な子だと、芯のある子だと思い知らされました。

 

ホテルで1泊する際、朔が過去のことを明日姉に打ち明けますが、それを受け止め、優しく包み込んでくれるのは明日姉だからこそできるものだと感じました。

この2人はいいコンビで、それぞれを補い合っているのがとても素敵でした。

 

 

3巻時点で一番朔が心を揺らしているヒロインは文句なしで明日姉でしょう。

しかし、彼女は先に卒業し、東京へ進学してしまいます。

朔たちが3年生になってからは出番はかなり少なくなるでしょう。

つまり、ヒロインレースからは一歩後退したと言ってもいいでしょう。(悲しいですが・・・)

 

高校生という年代では基本的にカップルになるのは同い年が多い傾向にあります。(私の地元の高校はそうでした。東京など都会はそうでもないのかな?)

大学生になると話は変わってきますが、高校での1年という期間は短いようでとても長いです。

先輩後輩と付き合ってもどちらかが早く高校からいなくなってしまい、県外に行ってしまうとなると必然的に会う機会は減ります。

そのような面から考えると、明日姉はヒロインレースから後退したことになるでしょう。

何とかしてほしいけど・・・

 

以上が、「千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻」の感想になります。

 

個人的に心に残った言葉

これまでの記事と同様に心に残った言葉をいくつか抜粋しました。

ただ、不思議なことに目指さなきゃよかったと思ったことは一度もないな。てめぇで選んだ未来だ。てめぇの責任で正解にするさ

ー 岩倉蔵之介

引用:千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻

朔と蔵センが飯に行った際に、朔が「教師になって後悔したことがあるか?」と尋ねた時の蔵センの回答です。

 

何をするにしても自分が選んだ道、そして未来です。

その未来を正解にできるのは家族でも、恋人でも、友達でもなく、自分だけです。

それをしっかりと言葉にして生徒に言うことができる蔵センはカッコいいですね。

こういうことを言えるようになりたいものです。

 

なんにも難しいことはない。なれるまでやる。それが切符なんじゃないかな。だって、夢に破れた人がいるのと同じように、夢を叶えた人がいることも事実だもん

ー 西野明日風

引用:千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻

最後の面談で、父親に対して明日姉が言った言葉です。

 

明日姉の言った通り、それが事実です。

最後までやったから夢が絶対に叶うとは限りません。

しかし、諦めたら絶対に叶うことはありません。

「昨日より今日、今日より明日」というようにありきたりで、どこかで聴いたことがある言葉ですが、「まずはやる、やり続ける」ことで少しずつ成長していくことが夢へ近づく近見なのです。

自分が夢を叶えることができる1人の人間だと信じて、やり続けることが大事ですね。

 

 

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 4巻

「千歳くんはラムネ瓶のなか 4巻は2020年9月23日に発売されました。

4巻のヒロインは表紙を飾っている青海陽です。

 

既に購入し、読み終えているため、今後感想記事を書こうと思います。

ではでは