【感想】「千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻」今作のヒロインは悠月!ネタバレあり

ライトノベル

この記事では「千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻」の感想を書いています。

引用:「千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻」表紙

 

「千歳くんはラムネ瓶のなか 1巻」の感想は以下のリンクからどうぞ

 

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千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻

感想

この作品の1巻を購入したのは発売されてからすぐでした、2巻以降はずっと購入していませんでした。

なぜかというのは1巻の感想欄でも書きましたが、他の作品に手を出していたためです。

この作品は「このライトノベルがすごい!2021」の文庫部門で1位を獲得し、久しぶりに1巻を読みなおしてみようと思い、1巻を読み返すと・・・

1巻をあっという間に読み終え、すぐに発売されている2巻をすぐに購入し、2巻もあっという間に読み終えました。

この記事を書いている現在では最新刊である4巻まで全て読み終えました。

今の状況は「5巻の発売はまだ?」という感じです(笑)

 

それでは本編の感想に入っていきますが、2巻のメインヒロインは表紙を飾っている七瀬悠月です。

2巻のざっくりとした内容は

ストーカーの被害に悩む七瀬悠月のために、千歳朔が悠月の偽物の恋人となり、ストーカーを2人で撃退する

といったものです。

 

2巻では悠月にスポットが当たった回でしたが、「千歳くんはラムネ瓶のなか」というライトノベルは表紙のキャラクターにスポットが当たります。

2巻、3巻、4巻ではそうなっています。

しかし、1巻で表紙を飾った柊夕湖はそれに当てはまりません。

1巻は夕湖にスポットが当たったというよりも健太にスポットが当たった回でした。

1巻のヒロインは完全に山崎健太でした(笑)

ということで、1巻で表紙を飾った夕湖に関しては別の巻でまた物語が描かれることでしょう。

 

1巻では悠月を含め、他の朔グループの面々の出番はありましたが、そこまで多いとは言えず、どんな人物なのかは深く掘り下げれませんでした。

朔と健太を除けば、表紙を飾った夕湖の出番が多かったかな?ぐらいで、悠月はそこまで出番がなく、あまり印象に残っていませんでした。

しかし、2巻では大きく悠月について掘り下げられ、彼女がどのような人間なのか、何を思って生きているのか、どんな過去を抱えているのかなど多くのことが語られました。

 

なんとなくストーカーがいるのではないか?ということに感づいていた悠月は朔に偽物の恋人になることを申し出るところから物語は始まりました。

結論から書いていくと、ストーカーは実在し、ストーカーは2グループ(1つは個人)ありました。まぁ、双方は繋がっていたのですが。

1グループは谷近高校、通称ヤン高の学生たちで、そのグループのボスと悠月は中学の頃に関わりがあり、面識がありました。

そして、もう1グループ(グループではなく個人ですが)は同じ高校に通う成瀬智也です。

表立って行動していたのはヤン高のメンバーたちで暴力まで振るってきましたからね。

彼らのようなタイプは写真を撮ってこそこそということはしないだろうから、裏に誰かいるだろうなというのは感じていました。

その裏にいた人物が同じ高校に通う成瀬智也でした。

誰がストーカーなのかということは作者があまり隠すことをしていなかったので気づいた方は多いでしょう。

 

それよりも悠月の心の変化などを深く描写している印象でした。

この小説に関しては心情の変化などを売りにしている部分なので、これが正しいと感じました。

誰がストーカーか?という部分に焦点を当てるなら、他の作品で事足りますからね。

 

さて、それでは悠月についてこれから語っていきます。

悠月がヤン高のメンバーに怯えた姿を見せたのは単に怖いと言うだけでなく、中学時代に経験した「暴力」に怯えていたからでした。

普通に生きている人ならば、他者から暴力を受けることはありません。(例外ももちろんありますが)

そんな一人の人間がいきなり物理的に力の上の者から殴られたりしたら、トラウマものですよね。

悠月はバスケをしていて他の子よりも運動ができる部類だと思いますが、それでも女の子です。

そんな子が力の上の男からビンタされたら、頭は真っ白になりますよね。

そんな過去を抱えて、これまでずっと生きていたなんて本当に強い子だと思いました。

 

悠月が過去を打ち明けたシーンで、朔は悠月に対して感謝を述べていましたが、本当にその通り、ありがとうと言いたくなりました。

七瀬悠月であることを諦めないでいてくれて、ありがとう。真っ直ぐにここまで歩いてきてくれて、ありがとう。

ー 千歳朔

引用:千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻

そして、悠月のトラウマを拭ってくれた朔にも感謝を言いたい。

自分を犠牲にして(笑)

この件があった後、ヤン高と決着をつけるための展開はだいたい想像通りでした。

 

しかし、少し意外だったのは朔が思った以上に強かったことですね。

1巻のラストに引き続き、このシーンではスカッとしましたね。

動画を誰か撮っていてそれを利用してという展開かと思いきや、物理的な能力で相手をねじ伏せましたね。

その方が物語的にはスカッとするから言われてみれば納得。

そして、最後に成瀬智也が悠月に迫りましたがあっさりとはねのけ、このストーカー事件は幕を閉じました。

智也に関しては2巻でいきなり悠月に関わって出てきたので、こいつ怪しいなと思った方が多かったと思います。その通りの結果でしたね。

登場した時から「こいつがストーカーだろ」って思って読んでいました。

朔は初めから気づいた上で会話を交わしていたようで、もしかしたら心を入れ替えてくれないかと思い、接していたようです。

どうしようもない相手にも朔は優しさを見せていましたが、結局人が変われるかどうかはその人次第ってことですね。

健太は過去に向き合い、未来に足を踏み出すために自分を変え、前に進みました。

しかし、成瀬はそれができませんでしたね。

 

悠月はバスケ部に所属しており、千歳グループにはもう一人女子バスケ部員がいます。

それは青海陽です。同じバスケ部ということもあり、関わることの多い2人ですが、悠月と陽のコンビは見ていて素敵でした。

良いライバル関係が築けているし、こういう子が近くにいるとどちらも成長できるよね。

互いのことを信頼し合っている様子がとても素敵でした。

 

2巻もスカッとした内容でうまくまとめられていましたね。

プロローグとエピローグが対となっていて、悠月の心情が変わっていましたね。

プロローグの始まりは

これは、偽物の恋の物語だ。

引用:千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻

エピローグの始まりは

これは、本物の恋の物語だ。

引用:千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻

3巻では違うヒロインにスポットが当たることになりますが、悠月がどう関わっていくのかも楽しみながら読むと面白いのではないでしょうか。

 

個人的に心に残った言葉

1巻と同様にいくつか心に残った言葉があったので抜粋しました。

ルールを逸脱しているのが格好いいと信じていると、いつかルールにしっぺ返しを食らう

ー 岩倉蔵之介

引用:千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻

学校の前で朔とヤン高が小競り合いを起こした時にやって来た時に仲裁に入った蔵センの言葉です。

暴力などで物事を無理やり解決しようとしている者たちに今すぐ言いたい。

そんなことをしているようでは社会で生きていけない・・・他の人に淘汰されてしまう。

早く自分の行いが過ちだということに気付いてくれ。

 

よりよい自分で在りたいと願うことに、どうして大層な理由が必要なのだろう。

ー 七瀬悠月

引用:千歳くんはラムネ瓶のなか 2巻

悠月がヤン高の生徒に立ち向かう前の描写での言葉です。

理想の自分を目指す、理想の自分で在るために努力し続けるのは素敵なことですよね。

時に「なぜそんなに頑張るのか?」と尋ねられるときもあるでしょう。

しかし、悠月の言葉通り、大きな理由がないことだってあります。(そういうことの方が多かったり?)

「ただ単純により良い自分になりたいから頑張る」という理由で十分です。

頑張る理由なんてそんなに深く考えなくてもいいんです。

 

千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻

「千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻」は2020年4月22日に発売されました。

 

3巻の表紙を飾るのは西野明日風です。

3巻では彼女にスポットが当たった話が描かれています。

既に購入し、読み終わっているため、今後感想記事を書く予定です。

 

※追記(2020年12月14日21:30)

「千歳くんはラムネ瓶のなか 3巻」の感想は以下のリンクからどうぞ

ではでは

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